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着物を着る前に、揃えたい女の身だしなみ |
お気に入りの着物や帯を見つけたら、次に揃えたいのが、着物姿を美しく見せてくれる下着類です。
着物の下に着るのは長襦袢。着物が汚れるのを防ぎ、着物姿を整える役目を持つと同時に、「見せる下着」という役割も持っています。着物が日常着だった昔の人たちは、袖口や振り、歩いた時に裾から見え隠れする長襦袢のオシャレを楽しんでいたと言います。長襦袢をふくめたコーディネイトをすると、さらにおしゃれ度がアップします。
長襦袢の下につけるのが肌着です。上に肌襦袢、下に裾よけ(腰巻き)を付けるのが一般的ですが、最近では上下一体型になった着やすいものも登場しています。また、肌着の下に付ける和装用のブラジャーなども、自分のサイズにあったものを見つけておきましょう。
また足袋も新しく用意したいものです。着物姿で一番めだつのは、襟元と足もとです。裾からのぞく白い足袋は清潔な印象を与えると同時に、着物の柄を美しく見せてくれます。最近では色柄の派手な足袋もでまわってきているので、ファッションとしてお好みの足袋をあわせて見ても良いでしょう。
その他、伊達じめ*1、腰紐*2、帯板*3、帯枕*4、衿芯*5など必要な道具があります。
*1「伊達じめ」:
着物と長襦袢の衿を押さえ、着崩れを防ぐ必需品。2本用意しておきましょう。
*2「腰紐」:
着物を着るときの、腰用と胸用のしめる紐です。帯を結ぶ時の仮紐用に2〜3本用意しておきましょう。
*3「帯板」:
前帯のしわを防ぐための道具です。初心者にはゴムベルトがついたタイプの方が便利でしょう。長襦袢を着て、伊達じめを締めた上に巻き付けると、楽に帯が結べます。
*4「帯枕」:
帯山に立体感を出すために使います。
*5「衿芯」:
半衿をふっくらと美しく見せてくれるのかが衿芯。長襦袢に縫いつけるタイプの「三河芯」と、長襦袢に半衿をかけてから中に通す「はめ込み芯」があります。両方あると便利です。
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