5人5色、着こなし術 アンティーク・きものブティック一笑 アンティークきもの「蔵」(京のきもの屋・四君子) きものGuiches フリーマーケットきもの楽市 彼方此方屋(おちこちや) ichi・man・ben
アンティーク・きものブティック一笑 宮崎次子さん

アンティーク・きものブティック一笑
アンティーク・きものブティック一笑

元々は着付けとフラワーアレンジメントを仕事としていましたが、友人の染め屋さんのご紹介で[四君子]の「蔵」の立ち上げに関わったのが、私とアンティーク着物との出会いです。当時は仕入れも値付けも教えてくれる人がいなかったので、「これ位の値段なら買うかな…」といった感じで自分が欲しいと思えるようなものを集めて、買える価格で売り始めました。そういった意味では、一番消費者の感覚に近かったのかもしれません。

今日着ているものは現代物の西陣ですが、昭和初期の見本帳から復元したものです。色んな縞縦の見本を見せて頂いて、一番気に入ったものを仕立てて貰いました。旅芸人のような柄なので(笑)、帯と襟を黒色でひきしめ、柿色の帯締めをポイントにしています。ゆるい髪型ともあわせて、大正ロマン的な、レトロな雰囲気を演出してみました。よく見ると、帯には鳩の刺繍がされているんですよ。

着物は全部足して百になる計算をするといいんです。着物を40、帯を40、後を襟や帯締め等のきき色で引き立たせて…といった風に。襟を変えるだけでもガラっと雰囲気が変わりますから、着物をたくさん買う必要は無いんです。お洋服と一緒で自分が着たいものをまずは着てみてください。

 
 
アンティーク・きものブティック一笑
アンティーク・きものブティック一笑

木をベースにした造りに、温かな照明の店内は、どことなくアットホームな空気を感じる。着物は見やすく畳まれ、帯締めや帯留めなどの小物と共に整然と棚に並べられている。気になるものがあれば1分程度で軽く着付けて貰えるので、あれこれと試してから納得して購入できるはず。

まず何が着たいか、その人・その年齢には何が似合うか、そして着ていく場所などのTPO…全て含めてアドバイスをしてくれるので、着物初心者でも気兼ねなく訪問できるお店だ。手ぬぐいからのれん、陶器の帯どめまで、小物も充実している。

<プライス>
ビーズ帯留:¥2940〜、帯締め:¥3150〜、コサージュ:¥2940〜

 
 
[アンティーク・きものブティック一笑]
京都市中京区麩屋町三条下ル
TEL:075-251-1920
FAX:075-251-1921
10:00AM〜8:00PM
不定休
http://www.issyou.com/
アンティーク・きものブティック一笑
 
 
バックナンバー
[第3回] 着付けの基礎知識
[第2回] ザ・きもの110番
 
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