着付けの基礎知識
 
 
着物の構造
最低限知っておきたい、きものの構造
最近では7号・9号といった洋服と同様のサイズ表記をされた既製品も出てきましたが、そもそも着物とは一点一点オーダーメイドで作られてきたもの。ことアンティーク着物となると、昔の人の寸法で仕立てられているので、やや小さめだったり、各部の寸法が現代人の体型と合わなかったりすることもあります。

着物は丈が命。きれいに着こなすためにも、購入時に必要となる基本の寸法を採寸しておきましょう。

身丈 着丈+おはしょり(帯の下に折り込む部分)が身丈で、ほぼ身長と同じです。しかし着付け方で長さは調節できるので、身長マイナス10センチ程度までなら着ることができます。
腰回り 腰の一番太い部分を計ります。腹回りの大きい体型の場合はより太い方を腰回りにします。ここから身幅(着物の筒となる部分)を割り出していきます。
裄(ゆき) 腕を水平より少し下げて伸ばし、首の付け根から手首までの長さです。昔の着物は現代人にとって特に裄が短いものが多いので注意が必要です。
 
 
(1)着物の種類  |  (2)着物の構造  |  (3)帯の種類
(4)着物を着るために  |  (5)着物の着付け方〜基礎編〜
 
バックナンバー
[第2回] 着物110番
[第1回] 5人5色、着こなし術
 
▲ページトップへ