愛きもの通信

愛きもの通信 2006年 春のきざし号




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◆◆             愛きもの通信 
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◆◆◆◆         2006年 春のきざし号
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こんにちは。
2006年はじめてお届けする「愛きもの通信」です。

2月3日、節分行事へは足を運ばれましたか?
私は京都・廬山寺(上京区)の節分行事へ参加してきました。

廬山寺の追儺式で行われる鬼法楽は、ユーモラスな鬼の踊りが行われること
でも知られています。この鬼法楽は、天暦4年(950)に開祖元三大師が、
宮中での300日の護摩供をされた時に3匹の鬼が出現し、その3匹の鬼を
独鈷、三鈷の法器を用いて退治した故事に因んでいます。

ここで登場する、赤、青、黒の巨大な鬼は、それぞれ人間の心の中にある
性質の象徴で、赤鬼は“貪欲”、青鬼は“嗔恚(しんい*怒り)”、黒鬼は
“愚痴”をそれぞれ表しているとか。

以前、「鬼は人間の心の隙間に存在しており、ふとした瞬間におそろしい形
相で現れるものだ」と耳にしたことがあります。鬼は私達の生活の外部にい
る異形の者ではなく、私たちの普段の生活の中で感じる様々な感情の中にひ
そんでいるものかもしれませんね。

心の中の鬼を退治し、新たな気持ちで春を迎えること。
それこそが節分の意味なのです。

今回の「新春の特選アイテム」では、
春のきざしを意識した着物や帯をそろえました。
どうぞ新しい年をお気に入りの着物で満喫してください。


※このメールマガジンは「愛きもの」サイト内で着物を
 ご購入いただいた皆様にお届けしています。

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【CONTENTS】    
●1:新春の特選アイテム「今がお買いドキです!」〜 shopping 〜
●2:ザ・キモノ道「着物110番〜着物の着付け方・基礎編〜」
●3:編集後記「イベント紹介!【京都市・伝統産業の日】」
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 ■1 新春の特選アイテム        愛きもの的、注目の一着
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 「愛きもの」編集部がお届けする、最新のお買い得着物です。

■■混ざりゆく桃色のグラデーションは圧巻
■■『No.2048 着尺・染・ぼかし(リユース・チャリティーアイテム)』
>オークション出品価格10,500円/愛きもの直販価格11,500円
駒綸子ちりめん生地にぼかし加工を施した着尺です。
桜の咲く、春先のよそ行きとして是非どうぞ。
http://www.i-kimono.com/system/output/item6.php?gengo=0&no=2048

■■華やかなパステルカラーに気持ちも明るく
■■『No.2394 訪問着・絞り・草花柄(リユース・チャリティーアイテム)』
>オークション出品価格15,750円/愛きもの直販価格17,850円
平綸子生地に総絞りの絵羽付け訪問着。
新緑の季節、淡い色の帯とあわせて木々の下を颯爽と歩いてみては。
http://www.i-kimono.com/system/output/item6.php?gengo=0&no=2394

■■肌寒い季節の変わり目に!
■■『No.115 羽織・織・草花柄(リユースアイテム)』
>オークション出品価格10,500円/愛きもの直販価格11,550円
総縫い取りちりめんの羽織。菊のシャープな模様がきれい。
羽裏には正絹平綸子友禅使用しているので、あたたか。
http://www.i-kimono.com/system/output/item6.php?gengo=0&no=115

■■新春にふさわしい逸品は、仕立ても可能!
■■『No.322 袋帯・織・草花柄(新品・未仕立て)』
>オークション出品価格31,500円/愛きもの直販価格34,650円
金銀の糸を使った光沢感のある帯。訪問着や振り袖にぴったりです。
桜の花びらは金糸、地は銀糸にピンクが織り込まれている細やかさ。
※お仕立て代6000円・約2週間で、別途仕立てることも可能です
http://www.i-kimono.com/system/output/item6.php?gengo=0&no=322

■■小物こそ着こなしの決め手
■■『No.711 草履バッグセット(新品)』
>オークション出品価格16,275円/愛きもの直販価格17,325円
新品の草履とバッグのセット。バッグの柄は、大島紬に染柄を施したもの。
草履の鼻緒にも同様の柄が使われているので、合わせてどうぞ。
http://www.i-kimono.com/system/output/item6.php?gengo=0&no=711

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■2 ザ・キモノ道「着物110番〜着物の着付け方・基礎編」
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       ■■ 準備万端、さあ着てみましょう。 ■■ 

着物の基礎を押さえたら、いよいよ着付けに挑戦しましょう。
ここでは普段使いのおしゃれ着、小紋を例にとって解説します。

【アンティーク・きものブティック一笑】http://www.issyou.com/
宮崎次子さんまず足袋をはき、補正が必要な人は補正をします。着物は寸胴
な体型の方が似合うので、タオルなどを用いてなるだけ凹凸のない体型にし
ます。ポイントは肩・バスト・ウエスト・ヒップです。次に裾の汚れを防ぐ
裾よけと肌じゅばんを身につけます。そして長じゅばんを羽織ります。

襟を左上に合わせ、首の付け根と長じゅばんとの間にこぶし一つ分くらいの
空間を空けます。これを「衣紋を抜く」と呼びます。胸ひもで長じゅばんを
固定した後、伊達締めでしっかり結びます。伊達締めは前方から当てて背中
で交差させ、前に戻してねじって留めます。

長じゅばんを身につけたら着物を羽織ります。襟先を持ち、裾が足の甲くら
いになるように引き上げます。左身ごろの襟先を右の腰の方へ当て、裾の位
置を決めて戻します。同様に右身ごろの位置を決め、その上から再度左身ご
ろを右腰に当てて重ねます。せっかく決めた位置が動かないよう気をつけて、
腰ひもを使い腰骨の位置でしっかりと締めます。

着物を固定したら身八つ口と呼ばれる脇下のすき間から手を入れ、おはしょ
りを整えます。続いて襟合わせも整えていきます。後ろから半襟は見えない
ように、前からは最も半襟が見えている部分で1.5センチくらいになるよ
う調整します。そして胸ひもで固定後伊達締めを締めます。この要領は長じ
ゅばんの時と同じです。*でこぼこが出来ないように注意しましょう。

>最低限知っておきたい着物のイロハ。どうぞご覧下さい。
http://www.i-kimono.com/japanese/column/thekimono.html

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■3 編集後記      イベント紹介!【京都市・伝統産業の日】
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「愛きもの通信 春のきざし号」を
お読みくださりどうもありがとうございました。

3月21日春分の日は、「伝統産業の日」。
1200余年の悠久の歴史に培われた京都には、西陣織や京友禅、清水焼を
はじめとした数多くの伝統工芸品があります。その素晴らしさを改めて全国
に発信するため、京都市では独自に「春分の日」を「伝統産業の日」に制定し、
当日は市内各所でイベントが行われます。
 ↓ ↓ ↓
○室町かいわい
 【京町家、工房体験ツアー、マイキモノプロヂュースなど】
http://www.city.kyoto.jp/sankan/densan/densannohi/contents/sub3.html

○西陣かいわい
 〜【西陣織技の実演、きものレンタルなど】
http://www.city.kyoto.jp/sankan/densan/densannohi/contents/sub4.html

皆さんも京都へ来られる機会がありましたら
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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その他、サイトへのご意見、ご提案などありましたら
post@i-kimono.com までご連絡ください。
皆さんからのたくさんのご応募、お待ちしています。

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 発行:愛きもの株式会社   谷田吉貞
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 ◆次号予告/「愛きもの通信」は2006年4月上旬に配信いたします。
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